新穂高温泉から槍平小屋
濃飛バス・新穂高温泉バス停から、登山指導センターの建物を見たところ。槍ヶ岳・飛騨沢ルートへは画像右側の影になっている道を進み、ロープウェー乗り場を通り過ぎた後、右俣谷林道へ入る。
右俣谷林道入り口。左手にはロープウェー乗客用駐車場が見えます。
登山届は新穂高登山指導センターの他、この林道入口のポストでも提出できます。
右俣谷林道は一般車両の通行禁止です。登山者は登山者用駐車場に必ず駐車して下さい。
穂高平小屋は牧場に隣接する気持ちの良い場所にあります。小屋前テラスで一休みして、今一度、装備の確認や最新の天気予報をチェックして下さい。ここより上部に向かうと、携帯各社の電波状態は不安定となります。
穂高平小屋の営業は不定期となりますので、宿泊予定の方は事前に確認して下さい。
砂防ダムがある、ヤナギ谷。正面の赤茶けた斜面からの落石に注意して下さい。
白出沢(しらだしさわ)。標高1550m。右俣谷林道終点です。槍ヶ岳・飛騨沢ルートへは、画像中央のやや左手、白く光っている砂防ダムのコンクリートがある方向へ沢を横切って向かいます。
チビ谷(標高1650m)。平常時は涸れ沢ですが、大雨時の急な増水に注意が必要な場所です。また、残雪時には雪渓を上部に登らないよう、注意して下さい。対岸の登山道取りつき地点との標高差は5m以内程度です。
滝谷(標高1750m)。数々のクライマーが歴史を刻んだ岩壁、その象徴としてそびえる滝谷ドームの姿は圧巻で、飛騨沢ルートの撮影スポットとしても見逃せない場所。
一方で、この場所は飛騨沢ルート内で唯一、常時流れのある場所でもあり、特に増水時の沢の状態には最大限の注意が必要な場所です。滝谷左岸(新穂高寄り)の林の中に滝谷避難小屋があります。
※滝谷ライブカメラについて
滝谷のガレ場を渡り切った場所に藤木レリーフがあります。ここから南沢へ向けて急な登りが始まります。
南沢(標高1900m)。この場所も平常時は涸れ沢ですが、やはり大雨による増水時には渡渉不能となるまで増水する場合があります。
特に下山時、この場所で大規模な増水がみられる場合には滝谷、チビ谷、白出沢の各沢でも同様、あるいはそれ以上の増水が起きている可能性もあります。増水時には無理をせず、槍平小屋へ引き返して下さい。
飛騨沢のせせらぎが聞こえ始め、木道を歩き終えるとまもなく槍平小屋です。